社長の日記

2018年12月 4日

ジェロントロジー(S.Y)

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 日本は今や世界一の超高齢社会にあります。65歳以上の老人が3500万人。約3.5人に1人が高齢者です。さらに2036年には3人に1人が65歳以上になると予想されています。

 ただし65歳を老人と呼ぶには抵抗もあり、70歳以上を高齢者、75歳以上を後期高齢者と称するようになりました。それも実情に沿わなくなっています。

 

 体力年齢でも、精神年齢でも若々しい人が増えているのは事実です。先日、86歳の三浦雄一郎が南米の最高峰に再度挑戦するというニュースが流れました。それは例外としても、80歳を過ぎても現役で頑張っている人は大勢います。

 

 一方、老々介護や、介護離職の問題も目に付くようにもなってきました。「終活」と言う言葉も流行っています。社会福祉に回る国や地方の予算も老人向けが多く占めており、子育てや待機児童解消など少子化対策の方へ回る予算が削られています。

 

 ジェロントロジーとはあまり聞きなれない言葉ですが、老人が増えることによる社会問題を研究する学問だそうです。「老人学」と訳されます、が寺島実郎によれば「高齢化社会工学」と訳すべきだと言います。

 

 高齢化が進んでいる日本に於いて最も時宜を得た学問であり研究だと思われますが、日本での取り組みは遅く、1959年頃に始まったそうです。日本での高齢化が急激に進んだのはつい最近の事だからです。

 

 高齢化、長寿化は個人としても様々な問題を生じますが、社会やコミュニティー、自治体や国家に於いても様々な問題を提起します。健康や介護、経済や法律、制度や倫理など社会全般にわたる課題が有り、解決すべき問題が有ります。

 

 いまや日本が先頭を走っていますが、先進国は皆同じ問題を抱えておりますし、発展途上国に於いてもやがてはたどる道です。言って見れば全人類の問題です。日本での研究および成果は当に世界的に嘱望されるものとなるでしょう。ぜひ、国も自治体も研究機関も、積極的に幅広く取り組んで、成果を上げてもらいたいと思います。




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