社長の日記

2018年1月18日

やぶ入り(M.N)

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もう死語になっただろうがきょうは「やぶ入り」。奉公人が正月と盆の16日前後に、主家から休暇をもらって親元などに帰る日である。江戸に始まる風習は現在なら落語で聞ける。

 

 男親は息子が久しぶりに帰ってくるので落ち着かない。うまいものをいろいろ食べさせたい。あちこち連れ歩きたい。そこへ帰ってきた息子は、立派に成長しており、父親は奉公先にこんな感謝の念を抱く。

 

 「こんなに大きくしていただいて、手土産持参で来るくらい人間的に育ててもらった。丁稚や徒弟制度の時代だが過酷な労働を強いられるイメージはない。あるじは奉公人に人間として接するという姿勢がある。

 

 そんな雇い主ばかりなら奉公に出すほうも安心だろう。だが現代に日本には「外国人技能実習生」という、ゆがんだ制度がある。労災による死亡と認定された外国人実習生が、2014年度からの3年間で22人に上ることがわかった。

 

 この制度は日本で学んだ技能を、母国で生かしてもらう国際貢献が目的だが、それは名目で外国人の労働力を安く搾り取ろうという魂胆が見え隠れする。

 

 慣れない環境で頑張っている実習生は25万人近く。「働き方改革」とは何なのだ。日本人として実に恥ずかしくなる。




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